ヒグマとオオカミ

このエントリーをはてなブックマークに追加

ドジャーズが連覇して、再びワールドチャンピオンになった。レギュラーシーズンから苦労して、最後に強敵のブルージェーズを奇跡のようなファインプレーで、優勝をもぎ取った。去年とは違って、それこそ両チーム、一丸となってのぶつかり合いは、歴史に刻まれる名勝負の連続であった。忘れられないワールドシリーズとなった。これを、LIVEで見られるなんて、ありがたいことだね。ベテランの奮起が、若手にも伝わった試合だった。

最近、クマによる人的被害が増えてきている。以前にもあったが、近年特に増えてきているようである。私の故郷、北海道がクマの生息地だと思っていたが、日本全国にいるんだね。種類は違うにしろ。小さいころ遠くにヒグマを見たことがあるが、ある時はく製になったクマを身近で見たときに、その大きさに驚いた。体長2.5m、体重400Kg とんでもない大きさである。爪なんか、まるで斧が5本ついているような感じで、馬を一撃で倒す威力があるという。人間なんかかなうわけない。

なぜ、クマは人里近くにやってくるのであろうか?以前、テレビで昆布取りのおばあさんが一人で夏の間、海辺の小屋に住んで、昆布を取り、日向に干して生計を立てているドキュメンタリーがあった。ひと夏で300万近く稼いでしたらしい。ただ、そのテレビの収録中に、なんとすぐそばに、成獣のヒグマが悠々と歩いていた。オイラは驚いたが、そのおばあさんは、飄々としていた。その浜辺で、ヒグマとおばあさんは、共栄共存していたのだ。基本、クマは人間を避けるらしい。ただ、攻撃してくるのは、驚いたときや子熊のいるときだけといわれている。そこの昆布森には、食べ物が多く、魚、木の実など沢山の食べ物があるらしい。だから、クマは人間なんか興味がないのだろう。むしろ、怖い存在らしい。

近年、温暖化で徐々に森の様子も変わってきたようである。クマは本来雑食で、犬歯と臼歯が両方存在しているという。犬歯は肉食獣にあり、臼歯は草食獣にある歯である。肉をかみ切る犬歯と植物をすりつぶす臼歯がある。クマは木の実や果実が大好きで、ほとんどがそれらの植物性のものを取っており、それが冬眠のために大量に必要になってくる。ときどき川の鮭を取っているのはおなじみである。近年は、山の木の実が大凶作であるらしい。山の木の実が好きなのは、何もクマだけではない。エゾシカも大好きである。ところがこのエゾシカ、近年大繁殖をしており、大量の木の実を群れで食い荒らすので、ただでさえ凶作の木の実が、山からなくなってしないらしい。そうすると、木の実を食べるクマの食料がなく、仕方なしに人里にやってくるしかないという構図である。もちろん、クマはエゾシカも捕食するが、エゾシカ程俊敏ではないため、なかなか捕まえられないらしい。

では、エゾシカはなぜに増えたのか?明治のころは、食肉として乱獲され、一時期は絶滅寸前までいったらしいが、その後の保護政策で個体数が急に増えてきたらしい。鹿の被害は、農作物を荒らすので、駆除の対象にはなっているものの、最近は、ハンターの高齢化、弾薬の高騰で、以前ほど駆除できないらしい。本当か嘘かわからないけど、弾薬の高騰は、ウクライナ情勢が関係しているという。原料の高騰?なのか。

エゾシカにも、実はもう一つ天敵がいた。エゾオオカミである。エゾオオカミはエゾシカを襲って、個体数を調整していた。ところが北海道に入った開拓者たちが、エゾシカを食料として狩猟対象にしたことから、エゾシカが減少し、それにつれてエゾオオカミの食料も減少し、こまったエゾオオカミは、開拓民の牛や馬を襲うようになり、いっぺんに害獣扱いになってしまった。その結果、エゾオオカミを駆除してついに絶滅してしまったという。

鹿にとっては、天敵がいなくなり、さぞかし個体数も増える一方、木の実が減少して、クマが人や家畜を襲うという構図は、ニホンオオカミの時と同じではないか。またも人間が介添えしていたのである。しかし、オオカミも鹿以外に、家畜を襲う。単にオオカミを増やしただけでは、問題の解決にならないであろう。

野生動物たちとの共計共存は、むずかしい。明治時代とは、環境が違うし、なんとか現代英知を振り絞り、良い方向を見出してもらいたい。同じようなことがアメリカでもあるらしい。オオカミの再導入には、慎重派、反対派、賛成派があり、今も議論が続いている。

ふと思ったんだけど、ドローンを使うのは、どうでしょう?上空から観察したり、赤外線カメラで、暗がりのクマを補足したりできないものでしょうか?

 

 

2025年11月10日