ワールドカップ2022 森保丸

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日本のワールドカップ8強入りの挑戦は終わった。最後はPK戦になって、3本止められて惨敗した。しかし、選手たちは本当によく頑張ってくれた。日本国民に勇気と希望を与えてくれたよ。胸を張って堂々と帰国してもらいたい。思えば長い道のりだった。今から30年近く前に日本にJリーグが発足してから本格的に日本のワールドカップ挑戦が始まった。今でこそ、日本はサッカーブームになっているけど、オイラがアフリカにいるとき、小さな子供たちが手製の布製のボールでサッカーをしているのをみて、アフリカでもサッカー人気は大変なものだと言うことを初めて知ったよ。あるとき、現地の酒場で飲んでいるときに、アフリカの友人が、サッカー選手は大統領より偉いと言って、スポーツとしてのサッカーはほとんど国技に近いと思ったよ。応援団も、各国工夫をこらしており、民族衣装に身をまとい太鼓や笛、見たこともない楽器でスタジアムが盛り上がる。異様な興奮状態に包まれている。

今回の決勝戦は珍しく最後はPK戦にて、アルゼンチンの優勝が決まった。メッシ悲願の頂点である。PK戦は、心理戦である。練習も必要ではあるが、果たしてどこまで練習の効果があるかは分からない。なにせ一流選手ばかりなのだから、シュート自身の技術は問題ないだろう。あとは、キーパーとの騙し合いである。この一蹴りで試合の勝ち負けが決まると思えば、それはそれはプレッシャーがかかるだろう。ましてや決勝戦ともなれば、選手の心中察するに余りある。

1994年アメリカでのワールドカップの決勝戦もPKで決着が付いた。当時イタリアの至宝とも言われた、ロベルトバッジョ氏である。彼は、イタリア最後の選手としてPKに挑んだ。しかしボールは、コールポストを大きくは外れゴールの上に飛んでいった。その時彼は大きくうなだれ、ブラジルの優勝が決まった。彼はずっとトラウマを背負うことになるが、イタリアはその後のワールドカップでリベンジを果たす。

思えば、サッカーチームの中には必ず司令塔と呼ばれる背番号10?の選手がいる。ゲームメイクは司令塔を中心に進めるのが理想的ではないだろうか?あくまで個人的意見だが、、監督は、総論を述べ、キャプテンは、皆をまとめ、司令塔は、試合中に臨機応変に対応する。これがないと、なかなか新しい景色は見えてこないだろう。ただ司令塔と呼ばれる人物は、皆からの尊敬を集めるような人徳者である必要がある。そうでないと、逆に反発が来てチームがバラバラになってしまう。試合中司令塔と呼ばれる人物が、果敢に敵陣に切れ込み、味方の応援を待っているのを感じ取ると、我々も奮起する。実際、そういう姿をみると、全く疲れを感じなくなる。オイラも一度試合中に感じたことがある。急に足が軽くなって、どれだけでも走れるようになり、重力が感じられない。痛みすら感じない今まで経験したことのない感覚であった。そのおかげか何か分からないが、難敵に勝利した。

最後に、キャプテンの吉田 摩也が言っていた言葉が印象的だった。プレーをして楽しかった、この仲間とやれて楽しかったと、、前にも少し書いたが、知、好、楽とは、やはり本当である。

箱根駅伝も、駒沢大学の三冠(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E4%B8%89%E5%A4%A7%E9%A7%85%E4%BC%9D)で終わった。大八木監督のまさに集大成、勇退するには素晴らしい花道になった。彼は言っている。駒沢を3冠に導いたのは、もちろん選手たちの思いもあるだろうが、自分自身が指導者として変わったと、、昭和の男ではだめだと、、すなわち選手たちの自主性に任せて、自分は選択肢を与えているだけだと、これは森保監督にもいえる。

トップダウンでは、今の世の中組織を活性化させるには、これだけ情報化社会になっているのだから、各自その情報と自分の考え、トップの考えをすり合わせているだろう。その中で選手たちの自分が一番いいと思う選択肢を与えた方が良い結果が生まれるのかもしれない。ただ、駅伝でもそうだが、エースの存在は必要だろう。今回森保丸からは、何人か下船すると思う。今までサッカー界をリードしてきた人たちだ。次の世代に引き継がれていくことも考えて、当然行動してきただろう。次のワールドカップでは、何としてもベスト4まで進んでもらいたい。ただ、船長がボンクラだと、誰も船に乗らない。それは、いわゆる泥の船というやつだ!何度も言うが、総論は船長が決め、船員を束ねるのはキャプテンなのだ。個の能力を上手く使い、個の個性の衝突を上手にルールなりでコントロールしながら、大局を見極め船を進めないと、大波が来てすぐに沈没する。

レインボー薬局も、度重なる診療報酬の改定、医薬品の供給不安定、オンライン診療化、服薬指導、電子処方箋等、対応することが山積だ。また、第一弾として介護タクシーも始めたので、2刀流として地域の皆様のお役に立ちたいと思っている。尚、ストレッチャー対応ではありませんので、ゆくゆくは大型のワゴンタイプのタクシーにしようかと思っています。今年もどうかよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

2023年1月9日