巧遅は拙速にしかず

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ビジネスの世界では、いかにライバルを出し抜き、追い越さなくては、自分たちが生きていけない。そのために、日々開発し、実験し、試行錯誤しながら、情報を収集して、企業戦略を立てる。以前、病院に勤めている時に、理事長より病院機能評価を受審せよというご下命を賜った。パートナーとして、元大手製薬メーカーの統括本部長まで勤めた方と、一緒に仕事をすることが出来た。彼から、得るものは大きかった。あるとき、彼から、医療業界というのは、期限、迅速さを求めないんでしょうか?Drなんかは、日々の診療が忙しいといって、全然協力してくれないとぼやいていた。いつまでに何をするということが、全然出来ていない。そこで、上の様な格言をはなされた。何事も、迅速に、いつまでというということが、大切だと言うことを話された。それと優先順位、これが出来ないと仕事は丁寧でも、だめと話されていた。仕事の優先順位は、難しい。やはり、経験がものを言う。初動対応が大切かを話されていた。

薬局も今までは、早く出せば良いと思われて、早く出すことを考えていた。しかし、調剤報酬の度重なる更新により、ものから人に対して、加算点が付くようになった。喜ばしいことではある。しかし、いままで町の薬局では、当たり前のことをしてきたのが、点数化されただけのことである。すこし無理があるのは、否めない。医療業界では、直ちに上の格言を実行するのは難しい。いくら仕事が早くても、間違いだらけでは、命に関わることがあるからである。調剤過誤をなくし、100%の仕事を、短時間にこなすには、経験とヒューマンエラーを防止するインフラ整備が欠かせない。でも、正直なところ、患者を待たせているから、他の薬局に行ってしまい売り上げが減少してしまっては、経営上よろしくない。難しいところである。

なんでも、スピード感をもって、仕事をしないと、みんなで泥の船に乗ってしまうことになる。ね、イクミ、クマ五郎

 

2020年7月11日