今朝、散歩に行こうとテレビをつけたら、エリザベス女王が崩御されたとニュースが報道されていた。激動の人生であった。第2次世界大戦を経験し、その後復興に携わり国民と共に英国をけん引してきた歴史に名を残した君主である。様々な困難に立ち向かいジョークを飛ばしながら国民を鼓舞した。これは、あのチャーチルにもいえる。国民性なのだろうか。
古くから英国王室は、長い伝統と格式がある。イギリスには成文化された憲法というものがない。何が国の基本法なのか。それは、長い間に培われてきた判例法、習慣法などである。紳士、淑女の国なのだ。だから、イギリス人は品格と良識を重んじ、ジョークを好むという国民性らしい。その証拠に以前、英国海軍で不祥事が起こったとき時の英国参謀総長が、彼らには女王陛下の軍服を着る資格はないと断罪したのがいい例だ。それだけ深い畏敬と愛情を国民は抱いている。
沈没船ジョークというのをご存じだろうか?世界の国々の国民性を表している面白い逸話なので是非皆さんも読んでみてください。
在位70年といのは、英国君主としては最長である。後にも先にもこれだけ長く君主でいられる人物は現れないだろう。公私ともに波乱の人生であったが、英国国民に愛されていたのは、確かなようである。当然、国葬である。誰も国民は反対しないだろう。
大きな虹が女王訃報の後、バッキンガム宮殿にかかったようだ。きっと、女王も虹の橋を渡っているに違いない。笑顔で国民に手を振りながらね。
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