人間偉くなると、どうしても驕りや慢心が出てくる。大きな組織になればなるほど、社会的地位が向上するほど、注意しなくてはいけない。薬局は、医薬品医療機器等法に基づく様々な規制を受けている。薬局は必ず調剤室を有しており、薬剤師が常駐して医師等の処方箋に基づいた医薬品を調剤することができる。2006年(平成18年)の医療法改正により、『調剤を実施する薬局』は医療提供施設と位置づけられた。これにより薬局が単なる医薬品販売店舗でなく、調剤という医療を提供する場所でもあることが明文化された。一つの医療機関である。医薬分業が、岐路に立たされている現在、制度の変化とともに、経営者は頭を悩ませている。最終的に、患者さんに選んでもらわないと、生きていけない。患者ファーストである。そのために、様々なサービスを提供している。我々薬剤師は、薬の専門家であるので、なぜこの薬を飲まなくてはいけないのか、服薬の動機付けをわかりやすく説明する必要がある。それが、サービス業たる側面ではないか?日本医師会の会長が変わった。ただ薬を出すだけの、調剤薬局はいかかなものかと、苦言を呈されている。今後厳しい調剤報酬が予想される。
患者アンケートによると、多数が立地条件すなわち、病院、クリニックから近いところを挙げている。そうすると、圧倒的に敷地内薬局は有利である。どこでもらっても薬は同じ、特に話なんかいらねえよという人は、すぐ目の前の薬局に行くだろう。
知人の薬局は、大手調剤薬局が敷地内にできて、売り上げ半減、しかもコロナで、病院自体が患者数減少とダブルパンチだ。知人の薬局は、病院の敷地の隣に隣接して立っている。以前患者さんから、薬局は見えるのに行けないといわれ、薬局と病院とを隔てるフェンスを一部撤去した。それにより、だいぶ来やすくなったと、、杖をついたお年寄りが歩いてくる利便性を図った感じになっていた。
ところが、近時、その獣道に、ゴミ箱や倒木、枯れ葉が敷き詰められて、患者を通させないようにしている。これは驚いた。病院側の言い分では、滑って危ないとか、人の土地で手が出せないとか言っているらしいが、真意はわからない。大手薬局と結託して、患者を通させないようにしているとしか、思えない。たとえ大手薬局がそんなことをしていないにしても、疑わしいことはしてはいけない。それが信用というものだ。同業者として、恥ずかしい。
患者さんに選んでもらおうと日々努力している彼女たちを見ると、頭が下がる、台風のときも、雪の時もみんなで乗り切った。コロナ、敷地内薬局、とおりゃんせ とトリプルパンチだが、きっとこれからの頑張りで、復活すると信じている。頑張ってもらいたい。
薬局は、これからの調剤報酬に翻弄されるだろう。その中で、①面処方の獲得 ②在宅医療の取り組み ③保険外収入の強化 この3つが、今後生き残る薬局であろう。自宅近くの薬局で薬をもらうことが、徐々に、このコロナの影響で定着しつつあるようだ。ピンチの中にチャンスありと、、イクちゃん がんばれ