実習生のこと

毎年、実習生がやってくる。オイラの楽しみの一つである。まぶしいぐらいの若さに、30年前の自分を思い出す。私の残された使命の一つだ。次の世代に受け継いでいくこと、これが老兵?の使命なのだろう。まだまだと周りは言うけれど、自分ではもうわかっている。若いときの経験は、特に今後の人生を左右する。いまの、大手薬局のシステムを見ると、利益ばかり優先して、人を育てる体制になっていない。たいした経験もないのに、管理薬剤師、いったい何を管理するのか?ただの、番頭さんだよね。マネージャーだって、然り、新兵の子守みたいなもんだ。役職に若いうちについてしまうと、自分が偉くなった錯覚に陥る、世間で見たらただのひよっこなのにね。それがわかっていない。だから、若くして、役職に就くと、その後が苦労する。他の組織での自分の位置づけができないから。昔は、病院では、いろいろな年齢層の人たちと一緒に仕事をした。いまはどうだろう?薬局を見ると、若い同世代と思われる人たちが忙しそうに、働いている。そこには、人生の歴史みたいなもんが感じられない。本当に薬を出すだけならAIで十分だ。いろいろな人の人生に触れて、人は成長する、同じぐらいの人たちだけで、果たしてどんな成長ができるのか?できるとするなら、患者との触れ合いである。そのためには、患者と話ができる人材を育てなくてはならない。そのために、オイラは、実習の初日に、人としての心構えを教えている。でも、いろんな考えがあっていい。それを、どう解釈するかは、その人次第なのだから、国家試験が無事終わったようだ。結果は、3月末、それまで十分に羽を伸ばして、4月から社会人として、がんばってもらいたい。立派になった、実習生を遠くから見てみたい。

2020年2月26日

敷地内薬局

かかりつけ薬局を、国は推進している。かかりつけ薬局とは、身近で相談できる”いつもの薬局”を持つことだ。 自分のことを分かってくれている薬剤師がいる“マイ薬局”を一つに決めることで、お薬や健康のことで疑問や困ったことがあった時、体質や病歴などを理解してくれた上で相談することができる。では、大きな病院の敷地内薬局はどうだろうか?患者が薬をもらうメリットは大きい。なんせ近い、しかも、安い?まあ、患者はあまりわからないと思うが、うちのような小さな薬局では太刀打ちできない。同じことをやっていたは、無理だ。薬は、日本全国どこでも同じ、じゃあなんで差をつけるか、どんな付加価値をつけるかになる。在宅、施設も当然、敷地内薬局はやってくる。病院にとってもメリットは大きい。長期に渡って、家賃収入が見込める、場合によっては、敷地内薬局の薬剤師を、研修名目で、病院薬局に来てもらうことが出来るかもしれない。これは、純粋に薬局薬剤師は致命的に弱い臨床を学ぶことができる。薬薬連携もスムーズだろう。いいことづくめに見える。でも、待てよ。かかりつけの本来の目的は、お薬の管理一元化ではなかったか?自分が、例えば、A総合病院にかかって、敷地内のI薬局から糖尿薬をもらったとする。Bクリニックにいって、おしっこの薬をもらって、近くにあるS薬局に行かずに、わざわざ戻ってI薬局にいくだろうか?。もっとも、I薬局には、M薬剤師がいて、いろいろ相談やもめごとに乗ってくれるから、行くという人がいるだろう。これが、かかりつけの本来の姿。家の近くのR薬局にいくのが本当。よくわからないが、もともと医薬分業を初めた趣旨はなんだったか?病院が、薬価差益を収入にして、薬漬け医療はけしからんと言ったことが、発端ではなかったか?患者は、わざわざ外の薬局に行かなくてはならない。患者からは、不満の声があったにも関わらずだ。いっそのこと、院内薬局に戻せば、家の近くで薬をもらおうにも、薬がないなってことはない。医療費削減にもなる。でも、これを言ってしまうと、自己否定になる。でもあえて言おう。かかりつけ薬局なんで、ナンセンス。床屋と同じで、行きつけの薬局は、患者が自分で選ぶよ。契約書なんか書いてもらわなくてもね。薬剤師は対面商売。もらう薬がおなじなんだから、あとは人につくかどうかで決まる。でも、ニンジンをぶら下げられると弱いんだよね。10年後は、どうなるか。医薬分業は、岐路にたっている。

2020年1月17日

性善説

性善説(せいぜんせつ)とは、人間の本性は基本的にであるとする倫理学道徳学説、特に儒教主流派の中心概念。人の本性に関する考察は古今東西行われてきたが、「性善説」ということばは儒家のひとり孟子に由来する。なお、今日「性善説」という言葉は「人は本質として善であるため、放っておいても悪を行わないとする楽天主義」という意味で用いられることが少なくないが、本来は正しくない。孟子も朱子も、人の「性」は善であっても放っておけば悪を行うようになってしまうため、「聖人の教え」や「礼」などによることが必要であると説いている。

四端の心

孟子の「性善説」とは、あらゆる人に善の兆しが先天的に備わっているとする説である。善の兆しとは、以下に挙げる四端の心を指す。なお「端」とは、兆し、はしり、あるいは萌芽を意味する。

  1. 惻隠…他者の苦境を見過ごせない「忍びざる心」(憐れみの心)
  2. 羞悪…不正を羞恥する心
  3. 辞譲…謙譲の心
  4. 是非…善悪を分別する心

出典 ウィキペディア(Wikipedia)

人間は、本来いいやつなんだと思う。しかし、何でも修行しないと世の中悪がはびこっているから、ダークサイトに落ちてしまうのだろう。修行とは、読書や自分を様々な環境下に置くことにより、自身を客観的に見ることである。4つの心は、実習生にも最初に教える事柄である。社会人になるには、様々な人間と仕事をしなくてはならない。そのときに、ともすれば流されてしまって、気がついたらダークサイトに落ちていたなんてことがよくある。そのために忘れてはならない心である。この4つの心を忘れているのであれば、もはや人間ではない。なにもその人の道徳観、宗教観を否定するものではない。最初に、海外で仕事をしたとき、いろいろな人種、宗教、道徳、文化に触れることがあった。日本人の感覚からすれば、驚きのことばかりだったが、彼らの長い間の文化を否定するようでは、彼らとやっていけない。ずいぶん悩んだよ。でも、受け入れて対話することから、相手を認めることから突破口が開いたと今は思っている。相手を否定することからはいると、結局は自分に返ってくる。情けは人のためならず、昔の人は、偉かったね。ジン

2020年1月12日

新年明けましておめでとうございます。

あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願いします。今一度、原点に返って、町の薬剤師、薬局というものを考えて行きたいと思います。新しい職場で、新しい部署で新たにがんばる人もいるかと思います。沢山の人と一緒に仕事をすることは、自分のこれからの人生にきっと役立つはずです。出会いがあれば、別れがきます。よい出会いがあれば、必ずや人生は開けてきます。そのために、いろいろな人とかかわることは必要なことです。

2020年1月7日

本年は、誠にありがとうございました。

今年、まさに清水の舞台から飛び降りるがごとく、思い切って開業いたしました。薬業界は、今後国民医療費の増大と共に、厳しい状況に置かれることでしょう。何をしていけば良いのか、何が出来るのかを、日々思案しつつ、模索しております。来年は、調剤報酬改定が行われます。医療というのは、非常に公益性が高い職業です。しかも専門職が、他業種と比べて多いのも特徴でしょう。誰もが出来るわけではありません。調剤の基準も、緩和され、明文化されました。将来は、AI技術が導入され、調剤は、ロボットが代わりにしてくれるのでしょうか?薬剤師は、対人的な取り組みに対して、評価すると次回の改定では、行われるかと思われます。私が今まで在宅を中心にやってきたことが、もっと点数的に評価して頂けるのでしょうか?それには、まず、在宅患者の適応要件の緩和をお願いしたい。現状では、医師の指示がないと、先に進めない、さらに、医師の間でも、訪問に行かないと、在宅患者の指示は出せないと思っておられる先生がほとんどである。そのためには通院困難者の定義をはっきりさせてもらいたい。そうすれば、もっと在宅患者が増えることだろう。それも、先生と特定の薬局が契約しているところではなく、患者自身が選ぶようにしてもらいたい。自分が、歩けなくなって、病院に行くのが困難になり、その病院から在宅の先生に紹介されて、先生が来てくれるようになったのは、良いけれど、もう何年も行っていた薬局ではなくて、先生と連携している?薬局が突然契約書を持ってきて、言われるがままにサインをしてしまい、その薬局が薬を持ってくるようになった。でも以前の薬剤師の先生に、またお願いしたいのにと、いろいろ相談に乗ってもらっていたのにと、我慢している患者さんも実はたくさんいるのです。対物から対人にと、調剤報酬は変わるのとのことですが、対人としても、あくまで患者さんが選ぶようにしないと、結局患者さんが、我慢しなくてはならないのです。医療は、みんなのためです。特定の、薬局のためではありません。

2019年12月21日

ミルグラム実験

閉鎖的な状況における権威者の指示に従う人間の心理状況を実験したものである。人間は、自分に責任がないと、上司に盲目に従いようになる。管理社会における恐ろしい心理状態かもしれない。どこかで、自分自身を客観的に見る必要があるだろう、簡単なのは外から見てもらって、意見を言ってもらいことが一番である。そのために、人物考課ということは必要かもしれない。病院や薬局で、考えられない医療事故があるのは、もしかしたら、この人間の心理状態が関係しているかもしれない。

家長主義も、医療業界では昔から言われたことであるが、近年は、患者の権利などで、ずいぶん様子が変わった。しかし、患者のかなには、根強くこの考え方がある。それが原因で、手遅れになることもしばしば、

今一度、それなりのポジションの人は、よく考えた方が良い。さもなければ、部下たちがどんどん離れていき、自分は一人だったと言うことになりかねない。最悪、恨みをかってしまうことになる。今の日本、法治国家、仇討ちは禁止されている。

部下たちをのびのびやらせ、間違ったら指摘し、みんなで相談し、みんなで決めれば良い。何でも自由にいえる雰囲気でないと、結局組織が衰退化する。ただでさえ、ライバルがしのぎを削っているのだから、、

2019年12月14日

企業買収

病院でも、そうでしたがどうして、経営者は言わないのでしょうか?職員が動揺して、やめるとでも思っているのでしょうか?特に創業者の場合、2代目が当てにならない、幹部がどうしようもない、ライバル会社がやってきて、勝ち目はないと思って、次の経営者を探すのは、わからんでもありません。かの武田信玄は、

人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なりと申しております、信玄は、人の力がないと城があっても役に立たない。信頼できる「人」の集まりは 強固な「城」に匹敵すると考えていたそうです。人は、情をかけると味方になる一方、権力で抑えつけれたり不信感を与えると必ず反発にあい、害意を抱くようになります。適材適所で個人の才能を十分に発揮できる集団を作ることが大切で、「その人材こそが城であり石垣であり堀である」と教訓を残しています。人物をよく見極め、組織を機能させるための役割づくりが大事です。会社の戦略や個人の役割がシンプルで、明確にすると人は動きやすくなります。役割があると自分の存在価値が高まります。役割意識が個々のモチベーションをも高めて、仕事の効率効果も上がりやすくなります。信玄はさらに、「信頼してこそ、人は尽くしてくれるもの」 という言葉も残しています。信玄は口だけでなく、時に頭を下げて自分から先に「人」を信じようと心がけたそうです。仕事へのモチベーションは、人を信頼して対話することで高まります。部下の士気も上がったに違いありません。企業にとっての財産は、工場や機械ではなく、それを扱う人です。

ちがいますか?第二次大戦中、あの悪意高い憲兵隊も、最後は、腕章とサーベルを捨て、仲間と戦いました。優れた指導者がいたからです。関ヶ原の戦いもそうでした。島津公は、部下たちの弔いをかね仏門にはいり、300年後に、仇を果たすのです。

 

2019年12月7日

漢方薬、OTCのページを追加しました。

当薬局の、漢方薬のページを徐々に追加していきます。マクトクリームは、紫根入りのクリームで、成分を見るとわかるように、紫根(シコン)は,古くから生薬,染料として用いられ,これを医薬品として利用した例の中でも有名なものには「紫雲膏(しうんこう)」という漢方製剤があります。紫根とは読んで字の如し,ムラサキ属の“ムラサキ””という植物の根のことで,赤紫色をしています。これを成分とする本品も同じ色をしています。この色素が紫根中の主成分であるシコニン及びアセチルシコニンであり,皮膚創傷,火傷面の新生や肉芽形成に効果をあらわします。つまり,皮膚自身の治癒力を高めて助ける働きがありますので,切り傷,やけど,しもやけなどの症状改善を促進してくれます。そのほか、おなじみの保湿成分、血行促進成分などが入っており、年中使えるハンドクリームとして、是非お勧めいたします。

2019年12月2日

統制経済

いまなお、国家権力というものは、絶対です。医療制度というのは、国が管理している国策事業?だからです。かかりつけ薬局やかかりつけ医、国の主導の下で、すべて統制されています。混合診療の一部解禁があったようですが、原則認められていません。医療の公共性に鑑みて、ひとしく国民に、平等な医療をいう大義のもとに、現在の医療制度は、成り立っています。全くその通りです。しかし、薬局で見れば、おなじ薬をもらうのに、値段が違うということを、理解している人は、少ないと思います。おなじ、商品を買うのに、ネットで調べたり、近くの量販店に行ってみたり、自分なりに考えてここで買おう!という風になります。薬もどこでもらっても同じ値段でないと、おかしくありませんか?それが、一般人の持つ感覚ではないかと思います。その複雑な調剤報酬を理解できる国民はどれだけいるでしょうか?これもひとえに、医薬分業のゆがめられた結果ではないかと思います。おなじ薬をもらうんだから、近いほうがいい、病院の院内、敷地内、門前、住んでる近くの薬局、てな風にね。でも、院内は、便利だけど、感じが悪い、家の近くの薬局は、届けてくれる。相談に乗ってくれる、じゃああそこに行こう!という風に、患者が薬代が同じならと選べるようにしないと、本当の意味での分業にはならないと思う。そもそも、24時間対応とか、地域体制加算とか、そんなことを点数化する自体、ナンセンス。むかしから、町の薬局さんは、夜、歯が痛くなって、困って行ったら、そっと裏口から、今治水を売ってくれたよ。古き良き時代だね。

2019年11月23日

生き残る薬局?

薬局といえども、企業体です。組織を維持するためには、利益が必要です。薬局は、調剤報酬という決まりがあり、そのなかでどのようなことをして、お金を得るかを、経営者は考えなくてはいけません。昔は、薬局というのは、町のよろず屋的存在でした。近所の相談やもめごとを仲裁するような機能があったと聞きます。そこから、近年大きく外れた?調剤専門薬局というものが存在するようになりました。調子が悪いのに、わざわざ病院の近くの薬局に行かなくては、薬をもらえない。これは明らかにおかしい。我々が小さい頃は、病院でもらい家に帰ると薬を飲んで寝てたもんです。そもそもなんで医薬分業にしたかを、もう一度考えて見た方が、良いかと思います。今後の院外薬局はますます厳しい状況に置かれるとことでしょう。医療費削減のために、病院まで統廃合を進めるかのごとく厚生労働省は、病院名まで公表しました、公益性の高い病院にまで、市場原理がを持ち込まざる得ない状況まで来ているのです。院内薬局をさらに充実し、外来機能を持たせ、院外薬局は、かかりつけと在宅、セルフメディケーションを推進していくことが、次の世代に残せる薬局だとおもいます。薬局の統廃合はさらに進みます。敷地内薬局のメリットは、あまり感じられません、院内に戻せば良いだけだと思います。院内薬局の後発品の普及率が、院外の普及率に対して、かなり落ちているのが、問題視されています、次は、院内薬局の点数のアップ、後発品体制加算の廃止、在宅、かかりつけの点数アップ、リフィル処方の解禁と院外薬局が厳しい状況におかれることは、間違えないと思います。でも、当薬局は、患者第一で考えていきます。自身が、患者になってみて考えてください。どんな薬局が良いか、、、

2019年11月22日