Precious Heart

ドジャーズのワールドチャンピオンが4年ぶりに決まった。難敵ヤンキーズを打ち破っての快挙だ。大谷選手が今年は1刀流で、50-50の快挙!MLB初めてである。来年は、いよいよ2刀流が復活である。ますます目が離せない。ともに戦ってきた戦友たちと一丸となって優勝に向かって邁進した。かけがえのない友を得たことだろう。しかし、一方でビジネスの側面もあり、給料面で球団側から提示された金額が本人の希望とおり行かないこともあり、FAとして他球団に行くことも十分に考えられる。戦友との別れはつらいが、また新しい友がやってくる。新しい戦友と再び世界一を目指して頑張ってもらいたい。古き戦友たちとは、再開して昔話に花を咲かせることだろう。年を重ねると古き戦友たちとの昔話は、本当に楽しいものだ。ともに大切な時間を共有してきた仲間たちは人によっては、一生の友となる。

先日、結婚式に参列させていただいた。彼女は、オイラが本格的に実習生を受け入れる前に、他の系列店で実習を行っており、居宅在宅管理をしているのがオイラのところだけだったので、在宅に同行させて、実際を見てもらっていた。国家試験は年々合格率が低下していたが、優秀な彼女は、問題なく突破してくれ、さらにオイラの店舗に配属されたきた。新しい戦友である。

彼女とは、4,5年一緒に働いた。非常にまじめで、一つ一つ薬を確認しながら、背伸びして上の棚にある薬を調剤していた。そのため、うちの薬局には、踏み台がたくさんあった。((笑)))経験を積んできてから、実際に在宅業務を担ってもらった。こればっかりは、口頭で教えても経験を積まないとどうにもならないからね。

その後、事情があって、オイラは店舗を離れることになったが、彼女は成長し管理薬剤師に任命され、それこそ鬼のようなスピード感をもって、調剤していたようである。昔の戦友の話だとね。

そんな彼女が結婚すると聞いて、驚いた。もうそんな年になったのかと、それとオイラも年を取ったということ((笑)))自分では、昔のままと思っていても、時間は容赦なく流れる。気が付いたらこんなに年を取って歩けなくなると思わなかったと、よく介護タクシーを利用される方々に言われる。きっとそうなんだろう。今の自分には実感がないよ。

一度、嫁に行く前に、レインボー薬局を見たいと言っていたので、土曜に来てもらった。土曜日は13時30分までの営業なので、それ以降の時間にしてもらった。あったときは、昔のまま、何も変わっていない。安心したよ。やっぱり思い出の中にしかいなかった戦友は何も変わっていないのが一番だね。

結婚式当日は、土曜日、店は営業日、式は13:00から開始の様子。電車だと時間がかかり、かといって車だと渋滞したら、完全に遅れる。悩んだね。アクアラインの混雑状況を見ながら、店を出るタイミングを考えていた。この日は、実習生の最終日。午前中までいてもらい、ぎりぎりまで待って、店を飛び出した。結婚式に参列したい、昔の友に会いたい一心で、人には言えないスピードで、向かったよ。(笑)あいにくの雨だったが、何とかギリギリセーフ。運があるね。

結婚式は、素晴らしいものだった。キリスト教形式のもので、神父さんが現れ、二人を祝福。彼女は白いドレスで現れ、まるで弁天様のように美しく天に昇っていくような感じだった。((笑))その後、披露宴に移行。なぜか、我々戦友は、一番前の席だった。彼女の思いがわかった感じがした。ありがとう。

披露宴が進行し、花嫁がお色直しをして、入場してくるときに、この曲がかかった。松田聖子のPrecious Heartである。今の若者が知らないと思って、試しに隣のI美やK子にも聞いてみたが、知らない。もう少し若いA子にも聞いてみたが知らなかった。彼女が知っているのか、好きな曲なのか、非常に興味がわいた。なぜなら、オイラの大好きな曲だから。順番に新郎、新婦が席に回ってきたとき、彼女に聞いてみた。そうしたら、御両親が結婚した時の入場曲でしたと、、、驚きと感動、母から娘に受け継がれていたんだね。(涙)今後は、彼女から娘に受け継がれるかもしれないね。オイラが大好きな曲だったので、本当に驚いたよ。

最後に、退席する際に、お母さんに直接聞いてみたよ。力がわきますねと、、何年かしたら、娘さんに会いに行きますと。義母、義父様にも、直接言っておいた。何年かしたら、戦友たちを連れて会いに行きますと、、そのためには、ますます頑張らないといけない。元気でなければいけない。気合しかない。(笑)

またの再会を楽しみにしてるよ。頑張ってね、くまちゃん!

 

 

 

 

 

 

2024年11月5日

マイナ保険証

マイナ保険証の利用推進が、国のほうから言われています。当薬局も、早い段階から、マイナ保険証を導入しております。本年12月から、新規の保険証の発行、更新が行われなくなります。

メリットとして

1,過去のお薬の情報や健診結果をふまえた医療を受けられる。身体の状態や他の病気を推測しながら、より適切な医療が受診できます。

2、手続きなしで高額な窓口負担が不要に 高額な医療費が発生する場合、窓口での一時的な自己負担や、事前の書類申請手続きが不要になります。

3、確定申告の医療費控除申請がカンタンになる。マイナポータルのカンタンな手続きで、領収書を保管・提出する必要もなくなります。

4、従来の保険証よりも医療費がお得になる。医療費を従来の保険証よりも節約でき、自己負担が少なくなります。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/LP/mynahokensho/?utm_source=yahoo&utm_medium=cpc&utm_campaign=24_all_ys&utm_term=%E4%BF%9D%E9%99%BA%E8%A8%BC%20%E3%83%9E%E3%82%A4%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%89&yclid=YSS.EAIaIQobChMIg8mb6LaFiQMV8FwPAh0PJTQvEAAYASAAEgJevfD_BwE

来年から、電子処方箋も導入されます。早めの手続きをお願いします。

2024年10月11日

介護タクシー バージョンアップ

介護タクシーを変更しました。車椅子2台仕様、あるいは簡易ストレッチャー対応しました。また乗り込む際に、ステップも自動で出るようになりました。

大型車になるため、料金が少し上がります。初乗り2Kmまで 770 円、その後 267m 90円加算、貸し切りなどの場合、30分3210円になります。また、迎車料 300円を頂戴いたします。その他料金は、お問い合わせください。

2024年8月26日

人馬一体 パリオリンピック2024

パリオリンピックが開催されている。日々熱戦が続き、日本国民も寝不足が続いているに違いない。(笑)折しもMLBも始まっており、大谷選手の活躍からも目が離せない。スポーツ観戦は本当に楽しい。国民に、勇気と希望を与えてくれる。

体操団体が、逆転金メダル!すばらしい、あきらめない姿勢は人の心を動かす。内村航平氏が、以前言っていた。体操はやはり団体戦の金メダルが一番価値があると、、若き侍たちは、ついに成し遂げた!!

もう一つ、地味ではあるが、総合馬術団体がなんと92年ぶりのメダル獲得である。これもまた素晴らしいことである。しかし、92年前の馬術でメダルを取った、西竹一氏を知っている人は、どれだけの人がいるだろうか?そこには、悲しいドラマがある。

折しも日本は、戦争の時代に突入しつつある時代であった。西竹一氏は陸軍中尉、愛馬の名前はウラヌス。詳しいことは、ご自身でお調べになってください。(笑)

西中尉は、愛馬ウラヌスとロサンゼルスオリンピックに出場、見事に金メダルを獲得する。しかし、徐々に日本は、第2次世界大戦に突入する。当然なことながら、軍人である西中尉は出征する。西中尉は、愛馬ウラヌスを疎開?させて、自身は満州にそして硫黄島に派遣される。馬というのは、犬と同じで、飼い主を見極める能力にたけているらしい。だから、西が一時帰国した時のウラヌスは、狂喜乱舞 足を踏み鳴らし、前足を上げ、首をこすりつけ、喜びを表現したという。かわいいね。

アメリカでも、東洋人の軍人である西中尉が金メダルを取ったことにより、一躍有名人になったようである。硫黄島といえば、太平洋末期の激戦地である。何十万というアメリカ海兵隊、海軍が摺鉢山をめぐって、激しい攻防戦が行われたことは、有名である。そんな中、西中尉に率いる守備隊は、孤軍奮闘する。アメリカ軍は、西中尉のことも当然知っており、何度もメダリストの西に投降を呼びかけるが、それに応じることなく、戦死したという。

愛馬ウラヌスは、西の死後、後を追うようになくなったという。まさに人馬一体、まことに悲しい話である。馬術のメダル獲得と聞いて、ふと急に思い出した。

きっと、西中尉とウラヌスは、虹の橋の向こうで、喜んでいるだろう。栗色のたてがみと尻尾をなびさせて、西中尉をのせ、駆け回っているに違いない。西中尉が、今の日本をみて、どう思うだろうか?

まだまだ、パリオリンピックは続く、日本選手団のさらなる活躍を願ってやまない。寝不足がつづくねぇ。(笑)

 

 

 

 

2024年7月30日

年末年始のおしらせ

いつも、当薬局をご利用頂き誠にありがとうございます。今年度は、12月29日(金曜日)から来年1月4日(木曜日)までお休みを頂きます。宜しくお願いします。

2023年12月26日

営業時間の短縮のお知らせ

10月より、土曜日の午後は閉店致します。営業時間は、午前10:00~午後13:30迄となります。宜しくお願いします。

2023年9月14日

WBC

とうとうやってくれた。14年ぶり3度目の世界一になった。今回は、激闘に次ぐ激闘、心臓に悪いとはこのことである。(笑)

思えば、14年前のWBC、このときの中心は、イチロー氏であった。彼は、今回の村神様のように調子が悪く、余り良いところが無かったが、最後の最後にあの打席が回ってきた。覚えているだろうか?センター前ヒット。オイラは丁度、病院内で健康診断をしていて、心電図をとっていたときにあのヒットが生まれた。ひどい不整脈が出ていて、先生にも大丈夫?と言われたよ。(笑)

今回も、素晴らしい投手陣、野手陣が控えていた。投手の中には、2009年の優勝経験者のダルビッシュ有投手も含まれていた。彼はメジャー組の中でも、一番最初に国内組の練習に合流したそうだ。彼ももう36歳、14年前には22歳。光陰、矢のごとしとはこのことだ。彼も今回、あのときと違うのは、自分の置かれた立ち位置である。これは、今回、大谷選手も次回のWBCの参加に言及していた際にも、少し触れていた。

2009年の時は、ダルビッシュもただ一生懸命に先輩の背中を追って、イチロー氏や原監督の事を事を聞いて、優勝に向かって邁進していた。でも今回は、ひとまわりも違う若い選手たちの良きアドバイザーに徹していた。自分の持てる技術や作戦を、経験則を交えて、丁寧に教え、また若い選手を連れて食事に誘ったり、短期間でチームを纏める役に徹していた。しかし、ダルビッシュも侍である。どこかで、侍JAPANとして、直接皆に手本をと思い、韓国戦、アメリカ戦に志願して登板したようである。2回とも、ホームランを浴び、失点するがその後は、後続を断ち切り、次にバトンタッチしている。これを見せたかったのだろう。

老兵は死なず、ただ消えゆくのみ、かの有名なダグラス、マッカーサーの演説ではあるが、彼は静かに表舞台から消えて後は後輩育成のために尽力するに違いない。今の侍JAPANには、あのときの優勝をみて、野球小僧になり、ダルビッシュと共にグランドにたった侍もいるという。これが、本当に今回の優勝という歴史的快挙を成し遂げた侍たちの真の願いであろう。

ただあのときとは違い大谷翔平という2刀流の素晴らしい選手がいる。おそらく、彼ほどの選手は今後100年出てこないだろう。ましてやWBCにて優勝するなんて、永遠に出てこないかもしれない。そういった意味で、歴史的瞬間に立ち会えて光栄だよ。彼もダルビッシュと同じように最終戦の決勝戦にて、最後の投手として志願したという。おそらくダルビッシュとは違う立ち位置で、後輩たちに自分の素晴らしさを見せるのではなく、自身が引っ張ってきた侍JAPANを鼓舞してきた責任と今後の後輩たちのため、日本国民のため、感謝の気持ちを表現したのだと思う。すばらしい選手だね。

奇しくもこの日は、薬剤師国家試験の発表があった。年々厳しい合格率ではあるが、オイラの教え子は無事合格したそうだ。いつも思うが、何よりも嬉しい。オイラもダルビッシュのように次に伝えていく役目がある。今までのたいしたことない経験と見聞を伝えないといけない。おいら自身の生き様をみせて、その子がどう判断するかは、その子の今後の経験と周りの環境次第であろう。何が正しいかは分からない。でも少なくとも、世のため人の為に、薬剤師という職責を果たして欲しい。

3年後、またWBCがやってくる。今度は連覇を目指し、また2刀流の大谷選手が活躍し、全員一丸となって、夢を叶えてもらいたい。今回のように、日本国民に、勇気(祐希)と希望を与えて欲しい。老兵は消えゆくのみだよ。オイラの二刀流は、さびた刀だけどね。(笑)心臓が耐えられるかどうかだけどね。(笑笑)

P.s  3年後も、大谷、ヌートバーは、帰ってきてくれるらしい。ケガ、故障がないことを祈るよ。楽しみだね。オイラも皆との再会を楽しみにしているよ。✌

 

2023年3月23日

漢方薬の力

薬剤師になって、初めて病院に勤務したとき、漢方薬の種類の多さに驚いた。大学にいたとき生薬の授業は退屈で仕方がなかった。なんでこんな植物に薬効があるのか分からなかったよ。生薬の試験の時、ガラスの中に入っている生薬の鑑別試験の時みんな干からびた雑草にしか見えなくて、当然追試になったよ。(笑)今思うとまるっきり興味がなかったんだね。

人生不思議なもので、自分が苦手な方向に行くのが常なのかもしれない。高校生の時、英語が苦手だった。大嫌いだった。教える先生が嫌だった。それで嫌いになったよ。なんでオイラは日本人なのに英語なんか勉強しなくてはいけないんだと思ったよ。日本に住んでいるんだから日本語を話せれば十分だろうとも思った。今から考えるとおろかで周りが見えてなかったね。そんなオイラが、海外に行く羽目になるなんてね。話が変な方向に行ったので、この続きはまたにする。

店をやるようになって、調剤以外にじゃあ何が出来ると考えたよ。一つは、今やっている介護タクシー、これは前から少し考えていた。次は何か?OTCか?いや大手ドラッグやアマゾンなんかに勝てない。対面で商売ができるもの、処方薬でないもの、漢方かなぁと思ったよ。まだまだ漢方薬は、効果がないとかエビデンスがないとか言われているけど、そんなことはないと思うようになったきっかけがある。

以前、姪の結婚式のめでたい場で、立ちくらみで倒れたことがある。起立性低血圧である。前から、立ちくらみはよくしていた。一過性の脳虚血状態なのだろう。目の前が真っ暗になった。でも意識はある。周りの声ははっきりと聞こえた。しばらくすると、目の前が明るくなって、周りが見えてくると大騒ぎ。大男が倒れているからびっくりしたろう。脳神経外科の病院に勤めているとき、院長と話をしていたときだ。「先生、どうしてうちの入院患者さんは、糖尿病が多いんでしょうか?」と聞いたとき、「あれ、糖尿病は血管の病気だよ。血管がダメージを受けて、脳梗塞、脳出血になるんだよ」と言われ、納得した記憶がある。よく考えて見ると血管がボロボロになって、そこに高血圧、高脂血症が加われば、破れたり詰まったりするなあと理解したよ。大学の時、糖尿病はおしっこに糖が混じって、それで病気になって、3大合併症(糖尿病性網膜症、末梢神経障害、糖尿病性腎症)が出ると、覚えたもんだ。どうして、そうなるかは疑問にもしなかった。(笑)これでは、ただ血糖値を下げて、薬をのまないと合併症になるよとしか、いえないなぁ。病院に勤めて、臨床的な意義がまるで分かっていなかった。それから、勉強したよ。無い頭でね。

全て、血液が栄養分を運んだり、酸素を運んだり、そのためにいろいろな臓器がネットワークを作り、人体を構成しているんだと分かってくると、本当に小宇宙といわれるのが分かってくるよ。致命的な病気は、がんと梗塞、出血なんだと思うと、全て血流が関係しているんだとね。そう考えると、ホームページに乗せたオイラも飲んでいる錦上四川富貴廣は、止血、出血、活血作用と呼ばれる、一見理解しがたい作用がある。出血を抑え、血を止め、血の巡りをよくする作用、まさに夢の薬ではないか?事実とすればね。でも、事実だったよ。高価な薬なので、最初飲むのをためらったが、健康はなにものにも代えがたいものと分かってきたから、自分の体に投資するようにしたよ。まあ、介護タクシーに乗せている患者さんと話をすると、病院と住まいの往復だけ、年金は病院費と聞くと、頑張って生きてきて、最後はこれじゃと寂しい気持ちになったよ。錦上四川富貴廣を飲むようになって1年以上経つけど、あるとき全く立ちくらみがしないのに気がついたよ。もう1年以上ね。気がついたときはびっくり。さらに、立ち仕事が多い仕事なので、下肢静脈瘤がすこしあったんだけど、それも薄くなったりなくなったり。やはり、効果はあるよ。それから漢方薬を信じるようになった。

まさか、自分が漢方薬を勉強することになろうとは、前述した英語が大嫌いなのに、海外に行く羽目になったのと同じだ。昔、死んだじいちゃんが言ってたよ。人生を切り開くなら、あえて困難な道を選べと、、その意味がやっと分かってきたよ。さすがだよ。

いざ漢方薬を勉強してみると、実に奥が深いことが分かる。西洋薬は、切れ味がいい。作用機序を見ても、なるほどと分かる。理屈に合っている。でも、人間の体は薬を毒と認識?して、体外に排泄しようとする。そのせいで、副作用が出たり、薬の効果が弱まったりする。それで、血中濃度を維持するために、薬の効果を妨害する酵素を阻害する薬、或いは別の作用機序の薬をかぶせたりして、薬が増えてくる。その為に、人間は旨くそれらの攻撃をかわすような薬の開発を進める。イタチゴッコだ。いわゆる対症療法が中心になる。でも、西洋薬は否定しない。

東洋医学では、人間には、気、血、水の3要素があると言われている。このバランスが崩れると病気になると言われているが、このバランスをとるのが、漢方薬なのだそうだ。難しい話は、しないし出来ないので、もう少し勉強したらわかりやすく解説したいと思う。でも、不思議なことに、西洋薬の薬効から考えると、例えば糖尿病、腰痛、頻尿改善という何種類も服用しなきゃいけないのを、証が合えば、漢方1種類でも良いと言うことだ。病気に対する考え方が違うのが分かるだろう。

大体、止血剤と血液さらさらと循環改善剤が一つになっている薬なんでないね。

最近、面白い症例が合ったので、本人の了解の元、公開します。

 

 

錦上四川富貴廣

2023年3月2日

故郷は遠くにありて思うもの

若い頃は、今から思うと夢ばかり追って、自分が何者かも分からず、人より偉いと勘違いして、随分と周りと衝突したものだ。若気の至りとはこのことだろう。世間の波にのまれ、夢が破れてくると、だんだん自分が分かってくる。この年になってくると、人それぞれ使命があって、生かされていると思うようになった。宿命とは避けて通れない運命で生まれてきた瞬間からもうその人の人生は決まっているのだろう。本人が知らないだけなのだろう。かの有名な作家も言っているが、国家というものは福祉国家が究極と言われている。すなわち人間は他人のために生きるのだと、そう考えると、どんな仕事でも世のため人のためになっているのだろう。実に無駄なことが多かったと感じることもあるが、昔から急がば回れという諺がある。その無駄?が仕事につながらなくても、仕事を得られなくても、人生は得られるよ。

オイラの出身は、北海道である。若かりし頃は、大都会東京に憧れたもんだ。𠮷幾三の歌に、「おら東京さいぐだ」という歌がある。本当にそうだから大笑いしたよ。何も知らないで、ジャージを着て、渋谷に行ったときはカルチャーショックだった。なんと垢抜けた人たちなんだろうと、、今から考えると恥ずかしいよ。今朝、パセリを散歩させようとして、外に出ると雪の匂いがしたが、周りを見ても降っていない。遊歩道に出ると、うっすらと雪が積もっていた。北海道ではこの時期大雪が降る。校庭で、みんなで寒い中野球をしていると、チラホラ雪が舞ってくることがある。実は雪ではなく、雪虫と呼ばれる小さな白い虫だ。それが飛んでくると大体1週間から2週間ぐらいすると本当の雪が降り始める。小学生の時はそれこそ2m近くの積雪でカマクラを作り上からソリで滑り落ちて良く遊んだものだ。はっきりと記憶していないが、小学校低学年の時に、馬そりで家に帰った記憶がある。猛吹雪のなか、鈴の音を響かせながら、ホワイトアウトした中から、大きな大きな馬が現れたとき、恐怖と感動が入り交じり、たくましさを感じ、体が震えたのを記憶している。本当に北の国は生活が大変なんだよ。長い長い冬を耐え忍んでようやっと春が来る。自然と共に生きるということは、こんなにも大変で感動的なものだということを今更ながら感じるよ。夏になると、近くの森にシマフクロウが現れる。暗闇のなか、「ホー、ホー」と泣いている。まるでトトロだね。冬になると、キツツキが内の煙突の枯れた木に餌を探しにやってくる。北海道の暖房は、こちらとは少し違い灯油ストーブは芯に湿らせて燃やすタイプではなく、直接灯油を燃やす仕組みになっている。従って、煙突が必要になってくる。その煙突を支えるために、昔は木を切ってそれに器具で直接煙突が触れないように煙突を立てる。その古木にキツツキがやってくる。枯れた木の中に潜んでいる虫を捕まえる為だ。明け方寒い中、窓の外を「コンコン」とたたく者がいた。何者かと思いそぉーと窓から覗くと、シマシマの体にオシリが赤い、アカゲラだ。オイラも近くで初めて見たよ。煙突の古木に虫を探しにやってきたみたいだ。コンコンと嘴で木の幹を剥がしたと思うと、サッと見えなくなった。しまった見つかったかと思った次の瞬間、「ダダダダダダッ」と機関銃のような音。ビックりしたよ。また次の場所に移って、コンコン、ダダダダダダを繰り返していた。寒い中大変だね。今でこそ、北海道にはガソリンスタンドが点在しているが、オイラがバイクで北海道に帰るときはまだガソリンスタンドがあまりなく次は200KM先迄ないと思うと、不安になったものだ。しかも夕方になると閉店してしまうので、なおさらである。だから、こちらに来た頃は、常にガソリンスタンドがあると、給油していたよ。そこらじゅうにあるのにね。

生まれ故郷には、特別な感情があるよ。やはり、小さいとき色々自然の中で育った者にとっては、北の大地は自然が厳しいことは分かっていても、望郷の念に駆られるよ。ましてや二人のお母さんがいると思うとなおさらだね。いつまでも、出会った頃のようにお元気で長生きして欲しいよ。不肖の息子を守り給え。

 

 

2023年1月31日

ワールドカップ2022 森保丸

日本のワールドカップ8強入りの挑戦は終わった。最後はPK戦になって、3本止められて惨敗した。しかし、選手たちは本当によく頑張ってくれた。日本国民に勇気と希望を与えてくれたよ。胸を張って堂々と帰国してもらいたい。思えば長い道のりだった。今から30年近く前に日本にJリーグが発足してから本格的に日本のワールドカップ挑戦が始まった。今でこそ、日本はサッカーブームになっているけど、オイラがアフリカにいるとき、小さな子供たちが手製の布製のボールでサッカーをしているのをみて、アフリカでもサッカー人気は大変なものだと言うことを初めて知ったよ。あるとき、現地の酒場で飲んでいるときに、アフリカの友人が、サッカー選手は大統領より偉いと言って、スポーツとしてのサッカーはほとんど国技に近いと思ったよ。応援団も、各国工夫をこらしており、民族衣装に身をまとい太鼓や笛、見たこともない楽器でスタジアムが盛り上がる。異様な興奮状態に包まれている。

今回の決勝戦は珍しく最後はPK戦にて、アルゼンチンの優勝が決まった。メッシ悲願の頂点である。PK戦は、心理戦である。練習も必要ではあるが、果たしてどこまで練習の効果があるかは分からない。なにせ一流選手ばかりなのだから、シュート自身の技術は問題ないだろう。あとは、キーパーとの騙し合いである。この一蹴りで試合の勝ち負けが決まると思えば、それはそれはプレッシャーがかかるだろう。ましてや決勝戦ともなれば、選手の心中察するに余りある。

1994年アメリカでのワールドカップの決勝戦もPKで決着が付いた。当時イタリアの至宝とも言われた、ロベルトバッジョ氏である。彼は、イタリア最後の選手としてPKに挑んだ。しかしボールは、コールポストを大きくは外れゴールの上に飛んでいった。その時彼は大きくうなだれ、ブラジルの優勝が決まった。彼はずっとトラウマを背負うことになるが、イタリアはその後のワールドカップでリベンジを果たす。

思えば、サッカーチームの中には必ず司令塔と呼ばれる背番号10?の選手がいる。ゲームメイクは司令塔を中心に進めるのが理想的ではないだろうか?あくまで個人的意見だが、、監督は、総論を述べ、キャプテンは、皆をまとめ、司令塔は、試合中に臨機応変に対応する。これがないと、なかなか新しい景色は見えてこないだろう。ただ司令塔と呼ばれる人物は、皆からの尊敬を集めるような人徳者である必要がある。そうでないと、逆に反発が来てチームがバラバラになってしまう。試合中司令塔と呼ばれる人物が、果敢に敵陣に切れ込み、味方の応援を待っているのを感じ取ると、我々も奮起する。実際、そういう姿をみると、全く疲れを感じなくなる。オイラも一度試合中に感じたことがある。急に足が軽くなって、どれだけでも走れるようになり、重力が感じられない。痛みすら感じない今まで経験したことのない感覚であった。そのおかげか何か分からないが、難敵に勝利した。

最後に、キャプテンの吉田 摩也が言っていた言葉が印象的だった。プレーをして楽しかった、この仲間とやれて楽しかったと、、前にも少し書いたが、知、好、楽とは、やはり本当である。

箱根駅伝も、駒沢大学の三冠(https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%A4%A7%E5%AD%A6%E4%B8%89%E5%A4%A7%E9%A7%85%E4%BC%9D)で終わった。大八木監督のまさに集大成、勇退するには素晴らしい花道になった。彼は言っている。駒沢を3冠に導いたのは、もちろん選手たちの思いもあるだろうが、自分自身が指導者として変わったと、、昭和の男ではだめだと、、すなわち選手たちの自主性に任せて、自分は選択肢を与えているだけだと、これは森保監督にもいえる。

トップダウンでは、今の世の中組織を活性化させるには、これだけ情報化社会になっているのだから、各自その情報と自分の考え、トップの考えをすり合わせているだろう。その中で選手たちの自分が一番いいと思う選択肢を与えた方が良い結果が生まれるのかもしれない。ただ、駅伝でもそうだが、エースの存在は必要だろう。今回森保丸からは、何人か下船すると思う。今までサッカー界をリードしてきた人たちだ。次の世代に引き継がれていくことも考えて、当然行動してきただろう。次のワールドカップでは、何としてもベスト4まで進んでもらいたい。ただ、船長がボンクラだと、誰も船に乗らない。それは、いわゆる泥の船というやつだ!何度も言うが、総論は船長が決め、船員を束ねるのはキャプテンなのだ。個の能力を上手く使い、個の個性の衝突を上手にルールなりでコントロールしながら、大局を見極め船を進めないと、大波が来てすぐに沈没する。

レインボー薬局も、度重なる診療報酬の改定、医薬品の供給不安定、オンライン診療化、服薬指導、電子処方箋等、対応することが山積だ。また、第一弾として介護タクシーも始めたので、2刀流として地域の皆様のお役に立ちたいと思っている。尚、ストレッチャー対応ではありませんので、ゆくゆくは大型のワゴンタイプのタクシーにしようかと思っています。今年もどうかよろしくお願いします。

 

 

 

 

 

2023年1月9日